20030922MON tokyohongkong

昨夜の雨はあがっている。荷物の事を考えると傘ってけっこう邪魔だったりするのだが、一応折畳みをカバンの一番下に入れて自宅発が午前6時前。飛行機のフライト時間にちょうどいい時間の成田エクスプレスが満席(こんな事初めてだ)だったので、仕方なく30分早いのに乗る。しかし人の事は全く言えないがなんでみんなこんな早くから出掛けるかなあ。お金のある人はででっとヨユウかましてもっと遅めに出発してもらえないだろうか。今回はチケットがさっぱり取れず、3日くらい前にようやくなんとかジャカルタに行って帰って来れるチケットが見つかったものの、往復どちらも香港に一泊しなくてはいけない。だもんで今日は香港行き。さて替えの靴無し、サンダルのみ履いたイマイズミコーイチがぺたしぺたしと著しく緊張感のない音を立てているのを横に聞きながら今回乗るキャセイパシフィック航空のカウンターに行くとなんだかすごい人が並んでいる。とそこへアナウンス。「キャセイパシフィック航空の発券システムに発生しましたコンピュータ障害は、復旧に時間がかかっております。只今職員により手作業で発券をしております」云々。どええ。手仕事のぬくもり、ってやつか。違うか。でも心配したほど時間はかからなくて、お詫びなのかここんちはいつもそうなのか、初めてなんで判らないがインスタント味噌汁の素をくれた。さて行くとなったら香港で食いたいものの事で結構プランが錯綜してしまい、飛行機で眠れなくなる。香港は、さすがに収まったとは言えまだSARSの余波で入国カードと一緒に問診票みたいなのを書かされる。サーモチェックもされるけど、空港もマスクの人とか全然居ないし、まあ落ち着いてるか。


香港機場線から。向かいの路線はまだ工事中。
 

 空港線と地下鉄を乗り継いで、油麻地(ヤゥマティ)という繁華街に着く。その中にあるホテルに1泊をする事にする。救世軍が経営してるので至る所に聖書の言葉が書いてあるけど、別に日本語じゃ無いのでそんなに鬱陶しくはない。部屋代は一泊528HK$(2人で¥8000ちょっと)なのだが、イマイズミコーイチが1000$札出したらそのままデポジットとか言って取られてしまった。だもんで急に極貧になる。部屋はツインという意味で「ベッド二つ」と頼んだのだが、通された部屋は確かにベッドは二つなんだがシングルとダブルで二つ。これじゃ3人泊まれますがな。さてシャワーを浴びようとするとお湯にならない。なんで。この日は暑かったのと、なんか急にぐったりしてフロントに聞く気も失せたのとでそのまま水浴びして仮眠を取る。
 一時間半くらい寝た。起きるともう外は暗くなっていて、時計を見ると7時過ぎ。歩いて地下鉄の隣の駅、佐敦(ジョーダン)付近にある雲呑麺屋に行く。海老雲呑の汁ソバ、青菜の炒めたのを頼んで食う。旨い。しかしこの麺は何でつないであるのか全然茹で延びしなそうな固さ。それから地下鉄で旺角(モンコック)へ行く。以前来た時にここにあるビルにゲイショップがあって雑誌とか買った覚えがあるのだけど、階とか全く忘れてしまっている。フロア案内図を見ていると管理人のじじいが「どこ行くんだ」と話し掛けて来るが、取りあえず無視していたらなんかじじいが3人くらい出てきてしまって「帰れ」と言う。仕方が無いので退去。ゲイ雑誌だったらいわゆるビニ本としてどこの露店でも買えるのだけど(ちなみに性器出しオッケーで結合シーンはモザイクという規制基準)、店がまだやってるのかを確認したかったんだけどな。疲れたので道で一服してから油麻地に戻り中華粥ほか炭水化物ばかりの夕飯を食い、近くの牛乳プリン屋に入って初日を食い納める。


ビラだらけ。エッチなやつもあります。