キャスト略歴


シュウサク(父):神羽亮祐

1981年生まれ。大学在学中は舞台芸術を専攻し、役者としていくつかの芝居にも出演。本業であるシナリオライターの傍ら、新宿二丁目のゲイバーで働くミセコでもある。本作が映画初出演になるが「何事も経験」と、今回の出演依頼を快諾した。



サヨコ(母):ほたる

多摩美術大学在学中にアングラ劇団の舞台に出演し、女優活動を開始。1993年、瀬々敬久監督「未亡人喪服の悶え」で映画デビュー。以降、同監督、サトウトシキ監督、上野俊哉監督、北沢幸雄監督、松岡邦彦監督、深町章監督などのピンク映画に精力的に出演し、また、インディペンデント映画にも多数出演している。2007年、劇団退団と同時に「ほたる」に改名。近年の主な出演作は、「団地妻 ダブル失神」(堀禎一監督/2006)、「まんじ 秘密の地下牢」(深町章監督/2007)、「小さな雨」(サカイケイタ監督/2009)、「卜凸」(岩佐浩樹監督/2009)、「女はその古い壷に入りたかった」(牛嶋みさを監督/2009)、「熟女 淫らに乱れて」(鎮西尚一監督/2009)など。「Queer Boys and Girls on the SHINKANSEN」ではナレーションを担当し、「初戀」では「車を運転する女」を演じた。


ハジメ(長男):藤丸ジン太

1981年生まれ。本業はライター。ゲイ雑誌「Badi」(テラ出版)でライターデビューし、その後、ゲイ関係のメディア、HIV/AIDS関連のパンフレット、情報誌などに執筆。「小さな言葉を伝える」をモットーに垣根なしに活動の幅を広げ、実績として「あきれたグルメガイド バカ辛伝説」(毎日コミュニケーションズ)などがある。本作が映画初出演作となる。


ツギオ(次男):梶コージ

1972年生まれ。2008年に旗揚げされた劇団「The Stag Party Show TOKYO」に結成当初より参加。その後も、本業であるグラフィックデザイナーを続ける傍ら精力的に活動を続ける。本作が映画初出演となる。



ノボル(三男):戸高大輔

1984年生まれ。幼少期に美術や音楽などを通し、芸術の世界に関心を持つ。その後、写真表現に深い興味を持ち、大阪芸術大学写真学科入学。卒業後、「The Stag Party Show TOKYO」に入団。表現の場を舞台へと移し、演劇活動を始める。本作が映画初出演となる。




ヒロ:村上ひろし

1985年生まれ。2005年より“HIRO”名義で、各種ゲイメディアにおいてモデルの仕事を始める。同年、雑誌「Badi」(テラ出版)における「第4回ナイスバディグランプリ」3位入賞、以後一年間に渡り同誌のグラビアモデルとして、またBadi主催イベントなどへの出演活動をする。2007年「初戀」で主役:唯史を演じ映画初出演、本作が2作目の出演となる。


シュウイチ:川合亮

1986年生まれ。2006年より"Lio"名義で、雑誌「Badi」(テラ出版)にてモデルとして出演。2008年、GO-GO BOYデビュー。また、ゲイ・バイセクシュアル男性対象のインターネット調査「REACH Online」のモデルを務める。「NLGR」、「PLuS+」、「ピアフレンズ」などのボランティア活動にも従事。本作が映画初出演となる。


クマ:松之木天辺

1974年生まれ。1998年〜2004年「オペラシアターこんにゃく座」に在籍、歌役者として活動。2004年にフリーとなり、2005年よりコンテンポラリーダンスカンパニー「黒沢美香&ダンサーズ」、2006年より「イデビアン・クルー」のダンサーとして踊る。近年の舞台出演作としてソロダンス「ナイト(2007)」、イデビアン・クルー「排気口(2008)」、「大黒柱(2008)」、「挑発スタア(2009)」、JUNRAY DANCE CHANG「アオイロ劇場(2009)」など多数。『初戀』では「圭吾」を演じた。2011年、映画『パブの中』を初監督。
松之木天辺オフィシャルオフィシャルウェブサイト http://matsunokiteppen.com/



ヨドバシカメラの男:大木裕之

1964年生まれ。東京大学工学部建築学科在学中より映画制作を始める。「遊泳禁止(1989)」がイメージフォーラムフェスティバル1990の審査員特別賞を受賞。ユルゲン・ブリューニンク製作(ドイツ)による「ターチ・トリップ(1993)」はパリ・ポンピドゥー・センターなどで発表され、高知県立美術館製作「HEVEN-6-BOX(1995)」は第45回ベルリン国際映画祭にてネットパック賞を受賞。以降も精力的に作品を撮り続け、多くの監督作がサンダンス映画祭、ロッテルダム国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭など国内外の映画祭にて上映されている。また近年の表現活動はライブ上映、インスタレーション、パフォーマンス、ドローイングやペインティング作品などにも拡がりをみせ、現代美術のフィールドからも注目を受けている。

公衆便所の男:井上貴大

1985年生まれ。会社員である傍らAV男優もこなす。代表作は「TOUGH:後輩は性処理ケツマン号」(BRAVO!/2008)、「TOUGH2:バリリバ野郎のFUCK一週間!!」(BRAVO!/2009)など。本作が映画初出演となる。



駅の男:川島良耶

1983年生まれ。フォトグラファー田口弘樹の写真モデルをしたことをきっかけに、2004年、田口弘樹監督作品「かがよひ」(「Queer Boys and Girls on the SHINKANSEN」中の一編)に出演する。2007年「初戀」に出演、本作が3作目の映画出演となる。



ハジメの妻:須加めぐみ

1981年生まれ。「いつも自由気ままであがったりおりたり危険崖っぷち自分でビックリでもステキ予測不可能な踊り」をモットーに活動中。1999年より「黒沢美香&ダンサーズ」に所属、各公演に出演。2004年、加藤若菜・磯島未来と共に過呼吸乙女ユニット「ピンク」を結成し国内外で活動する。ソロ活動では「ラボ20#13(キュレーター:山崎広太)」にて「突っ走って花畑(2002)」、「横浜ソロ×デュオ<Competition>+ファイナリスト」にて「ソロ(2008)」を発表、また、ふじきのしおり「熱が出てきた(2008)」、東京ダンスタワー「須加と草野(2008)」、初期型単独公演「DUMB!(2009)」、JUNRAY DANCE CHANG「アオイロ劇場(2009)」などに出演、活動の幅を広げている。

バーのマスター:塩澤政明

1998年、劇団「ぺんぺん草」旗揚げ公演、及び第4回公演に出演。また同劇団の衣装制作、デザイン等も担当する。2001年、有限会社「カシス」を設立、取締役デザイナーに就任。オリジナルブランド「キャンディフルーツ」でメイド服を世界で初めて売り出し、ネットショップ及び秋葉原の店舗にて展開、並行して「男の遊び着 SHIO」にてオリジナルアンダーウェア、アロハシャツ等の制作、販売を行っている。また、アイドルタレントや様々なアーティストの衣装の企画デザインも担当している。本作では出演に加え、スタッフとして3兄弟と爺が劇中で着ている”着物の生地を使ったアロハシャツ”の制作、衣装協力で参加した。

バーの店員:櫻田宗久

1976年生まれ。1993年、テレビ東京系のテレビ番組「浅草橋ヤング洋品店」で素人モデルに選ばれたのをきっかけにして、雑誌「POPEYE」でモデルデビュー。1996年、斉藤久志監督「フレンチドレッシング」に主演して俳優としても脚光を浴びた。1997年、シングル「愛の奴隷」にて歌手デビュー。続けて「恋の呪文はヤムヤムヤム(1997)」、「純情ハートブレイク(1998)」と、アルバム「ムネトピア(1998)」をリリース。2000年から約1年間芸能活動を休業。2001年吉川ひなのとユニット「☆Spica☆」を結成。また、この頃から写真家としても活動するようになる。現在、写真家としてファッションポートレイト、書籍の装丁など、エディトリアルデザインを中心に活動中。近年の個展に「フィクション」(kukui café/2006)、「空を見る人」(Tac's Knot/2007)、「ムネトピア」(ZEIT-FOTO SALON/2008)などがある。

シュウイチの母:佐藤珠子

衣装担当として参加した「東京グランギニョル」在籍時に監督と出会う。劇団のチラシ広告を見て入学した「エコール・ド・シモン/四谷シモン人形学校」に通いながら、現在も人形制作を続けている。今回は写真のみの友情出演。



キヨミ(祖母):伊藤清美

学生時代より瓜生良介を中心とする「発見の会」に参加。その後ヌードモデルを経て、1984年、小川和久監督「女教師 肉体遊技」にて女優としてデビューする。以降、北沢幸雄監督、滝田洋二郎監督、細山智明監督、佐藤寿保監督、渡邊元嗣監督、笠井雅裕監督、橋口卓明監督、瀬々敬久監督、佐野和宏監督ら数多くのピンク映画に出演、インディペンデント映画にも多数出演している。また、1997年、オムニバス映画「不思議の国のゲイたち」の中の一編「エチカ」を監督した。近年の主な出演作として「ラザロ」(井土紀州監督/2007)、「16」(奥原浩志監督/2007)、「獣の交わり 天使とやる」(いまおかしんじ監督/2009)、「ヘヴンズ ストーリー」(瀬々敬久監督/2010)など。「初戀」では「宏毅の母」を演じた。

コウイチ(祖父):今泉浩一

制作スタッフ略歴の項目参照




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