20030925THU jakarta

 迎えが来る前にまたデパートへ行く。この調子だと土産を買うヒマ無さそうだし。まずはCDショップで友達に頼まれていたバンドのカセットを買う。しかしホントにこのバンドか確証は無し。しかもCDと言われてたのにカセット。まあいいや外れだったら自分で聴こう。3本選んでカウンタに持って行くと、なんか伝票を書き始めて控えみたいなのを渡す。最初判らなかったがフロアに何ケ所かあるレジで金を払ってからレシートと引き換えるのらしい。ようわからんシステムだ。それから地下のスーパーに行って、なんか食料品を土産にしようと探す。ジャワ、紅茶と言えばシンビーノジャワティーストレートと短絡的に思い込み紅茶らしいものを買い込む。茶葉を紙で包んだだけのなんかがいかにも土産っぽいが、糊付けが完全でないものが多くて持ち上げただけでさらさらとこぼれてしまう。なるべく漏れないのを選んで、自分用も含めてお茶ばかり8個ほど買う。ここは店内にレジがあった。帰り道、今日で何度目かの小銭を拾う。全部最小額の25ルピア(=約38銭)コインだけど、なんかやたら落ちている。さすがにこれだけで何か買えるような額ではないのだけど、どうして拾わないんだ。落ちてる道にはすぐ近くに物乞い、つうかお金を入れる容器を片手に寝転がってる親子とかいるけど気付かないのか?こんな日本から来た小金持ち観光客に拾われてよろしいのですか。足元を見なきゃ、と見当はずれな怒りに内心ぶりぶりしながら照りつける歩道を戻る。あ、でももし慣習的にこういう拾い方がタブーだったらごめんなさい。拾った小銭はみんな映画祭にカンパしちゃったけど。

 今日は部屋で迎えを待っていると電話が鳴る。フェーだ。すぐに降りて(しかし毎回英語で「すぐ降りるから待ってて」と的確に言えなくて慌ててしまう)、タクシーでまず今日の上映会場「Goethe-Institut」に向かう。映画祭のオフィスもあるこの建物がどういうとこなのか正確に判っていないのだが、今日はすごく人がいる。今の時間帯はこの映画祭とは別の、ジャカルタ国際映画祭という大きな映画祭のイベントをやってるそうで、ホールで働くスタッフも見た事のない人ばかりだ。そこにいたジョンが「ここで良ければご飯もらえるから食べなさい」と言ってくれる。いつもは閉まっている辺りに小さい学食みたいなものがあり、食べたいものを言うと皿に盛ってくれる。店のおっちゃんがナシゴレン(炒飯みたいの)、トーフ、野菜炒め他を次々に来る蠅を追っ払いながらよそってくれた。プラスティックのワンカップみたいなのに入ってる水ももらって、中庭になっているとこのテーブルで食べる。全体的に油が回っているが決してクドくはない飯を2人でくっちゃらくっちゃらしていると、やがて見覚えのある顔のスタッフがやってくる。その彼ケニー君は童顔だけど僕より2つ年下くらいのフリーライターだそうで、日本映画の事とかもよく知ってる。しばらく映画や音楽の事などを話していたが、急に「滝沢秀明という歌手を知ってるか、タイにジャニーズがコンサートしに来た時にインタビューした事がある」と聞いて驚く。ついでにタッキー=歌手という表現にもっかいびっくり。思わず「彼が歌手というのは意外」などと相手を混乱させるような事を口走ってしまう。判っちゃいるけどさ、そりゃ。彼は中国系のインドネシア人だそうで、色も白くて髪は真っ黒。そういやいろんな顔の人がいるよな、とジャカルタではやたら「フロムホンコン?」と言われる事を思い出す。それはどうでもいいんだが今日は上映までの空き時間、彼がガイドしてくれるという。いつも「どこに行きたいか」と聞かれる度に正直言うと「思い当たる場所がない」のだがそれはあまりにも正直すぎて失礼なのでなるべく穏便に、「博物館」とか当たり障りのない場所を挙げてみる。実際、どこに行っても(例えば道を歩いているだけでも)かなり面白いので「あそこ行かなきゃ」という思いが希薄ではある。現地の人も言っていたがジャカルタは政治の中心ではあるけど観光地ではないので、日本に例えて言えば京都奈良みたいな判りやすい見せ物がほとんどなくて、そういうのを見たいなら地方の都市に飛行機とかで行かないといけない。でも世界遺産を見に、つうのもねえ。お任せします。彼は割とそんな中でもガイジンが行きたそうな所をなぞってくれるつもりらしく、「近くに骨董街がある。行かないか」と言ってくれる。おっし。そこにしましょう。
 タクシーに乗って———というのもジャカルタは地盤がゆるくて海抜も低く地下鉄を諦めた街で、バスはバスで昇降口を開けっ放しにしたボッコボコの車体のボロいのがぶんぶん走り、半身を乗り出した車掌(多分)が走行中の車内から「××に行くぞ、乗るヤツはいないか」と(多分。その際車体をコインか何かでカンカン叩く)バス停付近で叫ぶ、という観光客にはとうてい使いこなせないもので、地下鉄でない電車もあるにはあるがあまり発達しておらず、一度タクシーの中から走る電車を見たがこれもまたドアが開きっぱなしで、「なんで?」と聞いたら「混んでくると屋根に登る人がいるので、その為」という予想もしない超ワイルドな乗り物らしくこれも無理。僕ら自力でタクシーも怪しい身としては、もう観念してスタッフの後を小鴨のようにぴよぴよ付いて行くしかないのだった。初乗り45円くらいだし、安いとは思うのだけど。———骨董街に降りた。道の入り口にある店は予想に反して中古レコード屋。と言ってもレコードの大きさ別に床に直置きしてあるだけでこれがまたボロボロ。欧米盤の、中途半端に昔('70〜'80多し)の流行歌のシングル盤とかが結構あるので多分ここに住んでたヨーロッパ、アメリカ人がここを去る時に処分したもんじゃないかと思えるのだが、それにしても見づらい。しかしどんなに探しても、ここでひっくり返るような珍品を掘り出すなどということはまずあるまいと思われるので気楽にぱたぱた見る。選ぶと、店のおやじが試聴させてくれるという。盤面擦り傷だらけなので始めから音質など度外視だが、どんなもんかは聴いてみたい。やはり旅行者としては気持ちがハイになっているので、何を聴いても異様に面白く、ここでシングル盤を2枚買う。それを見ていた隣の店のおっさんが「ウチのも見ろ」と言うのでまだ手を埃で汚しながら10インチ盤だけ見る。ここで2枚、やたら古そうなイカしたジャケのを選ぶが一枚は中身が違っていて、結局1枚だけ購入する。大体一枚150〜350円くらいか。一応書いておくとデッカのピアノコンボもの(ジャズにあらず)、ジャヴァンの82年、「サムライ」というスティービーワンダーがハモニカ参加のシングル、そして10インチがインドネシアの伝統楽器みたいなのでクラシックをペケペケ弾く、という戦後すぐの企画もの。さすがになんだか下らないラインナップになったので卑屈な笑いを浮かべつつ「これを元に曲を作ってみようかと」などと訳の判らない事を言いお茶を濁した。その先にはいかにも土産物らしい木彫りの人形やら陶器やら古いコインやらあり、店先にひょうたんみたいにぶら下がっている弦楽器をいじくっていると店主が「フロムスマトラ」などと解説してくれる。多分スチール弦で、フレットレスで2弦しかなく、ぽよ〜んぱよ〜んと何とも頼りない音がする。周りがうるさくて耳を近付けないとどんな音が出てるのかさっぱり判らないが、頭部に人形が付いている所といい多分土産用か儀礼用で、あまり実用向きではないと見た。このすぐ切れそうな弦をどうやって補修したらいいのかとも考えて買うのは止めたのだが、この先何軒もの店で通りかかっただけでこれを出された。ものすごい情報伝播力。つうか僕らの他に客がほとんど見当たらない。

        
流しが営業中。チップあげるまで帰りません。          「Goethe-Institut」黄色いのが映画祭ポスター。

 骨董街はああっという間に終わってしまい、終着点のドブ川のほとりで蠅とゴミなどを撮影しているとケニーが「国立博物館は多分もう閉館時間なので、別のギャラリーに行かないか」と言う。そうしましょう、とまたタクシー。着いたのは上野の西洋美術館みたいな規模の所で、インドネシア現代美術のビエンナーレ、と書いてあった。入場無料のようだ。作品は、絵画から彫刻、オブジェ、ミクストメディアとまあたくさんあるんだがどれもこれもなんだか面白い。日本でこういうのを見ると、洗練されてはいてもどれもこれもどこかで見たような作品ばかりで脱色脱臭されたようなちっとも記憶に残らない作品ばかりなのだが、ここのは結構パンチが効いている。触っていい作品も多くてよい。なんでか一部作品でクィア色、高し。下らないアイディアに全精力を注いだような力作が多くてうれしい。分厚いカタログはすごく高くて重そうだったのだが、150円位でCDーRカタログを販売してたので買ってみる。観終わってお茶などを飲んでいるとフェーが来る。あとどこ行きたい?と言うので苦し紛れに「でっかいスーパーに行きたい」と言う。ホテル近くのデパート地下のもまあでかいのだが現地の人に聞けばもっとすごいのがあるかも知れないと思ったからだが、彼らは僕のしょぼい希望にも真面目に取り合ってくれて、じゃあデパートに行こう、と言ってくれる。その前に見せたい建物があるから、とタクシーで連れて行かれる。フェーの説明によると、ここは優秀な映画監督を輩出している学校でもあり、劇場が4つあるシネコンもあり、その他いろんな施設が集まっている所なのだそうだ。「ここのフィッシュケーキが旨いから食ってみよう」と言うので屋外の売店に行く。何だと思ったらすり身と小麦粉を混ぜて揚げたスナックみたいなもので、ソースをかけたのとそのままのとがあって、まあおやつみたいなもの。ボリュームのある乾き物みたいな味と食感で、まるで酒のつまみのようだ。でも飲んでいるのは紅茶に砂糖を入れた色の薄いビン飲料で、以前一瞬販売されてあっという間に消えた「ジャズイン」という紅茶ソーダの炭酸抜きみたいな味。最初は違和感があったけど、慣れたら結構好きになっている。しかし屋外はやたら蠅が多くて、手でぶんぶん払いながら食い、蠅が止まってしまったストローを3回替えた。ドリンクメニューを熟読していたイマイズミコーイチ、普通にコーラ、ファンタなどと書いてある所の横にちょっと値段が高くなっててsusuと書き添えてあるのを見て、「このsusuってのはラージサイズの事か」と聞くとフェーは笑って「違う。susuは牛乳の事で、牛乳混ぜコーラ」と言う。うげげ。旨いのか、と問いただすとどうやら牛乳と言ってもコンデンスミルクをカルピスみたいに底の方にまず入れて、そこにコーラやファンタを注ぐのだそうだ。「ストロベリーファンタなんかお勧め」と言うが甘そうだな。ホントに普通に飲んでんのか?
 上映時間まで残りがあまりないのだが、ケニーと別れフェーと3人、昨日泳いだホテルインドネシアの近くに行く。グランドハイアットという高級ホテルに併設されている日系デパート、要はそごうなんだがそこに入る。テロとかの影響なんだろうか、どこもセキュリティーチェックが厳しくて、荷物は全部一応金属探知機を掛けられる。問題なく入れたがなんか大変。とてつもなく贅沢なエントランス(庭園になっていた)を抜け、ショップの方に歩いて行く途中フェーが「ここはオカマがいつもいる所だ」と言うのでよっしゃ探すべえ、と意味もなく意気込む。さすが最高級ホテル、ブルガリとか(忘れた)ずらずら並んでいるがそこを歩く僕らはTシャツにフツーのパンツ。イマイズミコーイチなんてサンダル履きだし。伝統工芸品の店もあるけど金額の桁が違う。買えましぇん。地下の食品売り場に行くとようやく落ち着くが、野菜売り場にはお約束のドリアン。そう思うとなんか生鮮食品コーナーはなんか臭うような。目当てのお茶とコーヒーは、やはり近所のスーパーとそんな変わらない品揃えだけど、置いてないものもあったのでそれを買い、ついでにグランガラムでないクローブ入り煙草を買う。パッケージがかっこいい。フェーに「旨いコーヒーってどれ?」と聞くと「ここに売ってるのを飲んだ事はないのでお勧めできないけど、ちょっと離れたとこに一番うまいコーヒー屋があるから時間があったら行くか?」と言う。行きたかったけど、コーヒー買いにわざわざ付き合わせるのも悪いので保留。


シネコン内の木。でかい豆のようなものが成っていた。

 買い物を終えて今日の上映会場「Goethe-Institut」に行く。あと30分位で始まるのだけど、取材したいと言う新聞記者の女性に紹介される。取りあえず時間がある限りインタビューを受けて、映画見てもらってから残りを、という事にする。昨日の会場で通訳をしてくれた子が今日も来てくれる事になっていたのだけど、別の仕事が急に入ったとかで、彼女の妹という女の子が来る。さっぱり似ていないがこの子もかわいい。やはり「何年も日本語使っていないので」と言うので英語を混ぜてなんとかインタビューを受ける。インタビューイはイマイズミコーイチなので僕は完全に補足のみ。時々一つの単語を伝えるのにも苦心しながらこの映画を作った背景などを話す。あと日本のゲイ映画の状況など。やはり時間が足らず、ジョンが呼びに来る。席は300くらい、7割くらいは埋まってるかな。最前列近くの左端に座って、上映前に軽く紹介される。なんか拍手のあとで異様にざわざわしているが何を話してるのだろう。「ちっちぇぇ〜」とか言われてたらヤだなあとか思う。観客の反応を見ながら映画を観るのはけっこうしんどい所もあって、思うように笑いが起こらなかったり、退屈してるのかな?という空気を感じてしまったりしたりするとちょっとツラくなってくる。それでもまずまず受けているようなので安心して来たが、ここで昨日までと同じようにエンドクレジットの後の部分を待たずに明かりが付いたら困る、と思い立ち、中座して外に居たジョンに念を押す。これでダメだったら諦めよう。出たついでにトイレ寄って煙草吸って、また戻って観る。いよいよ最後になり、電気付くかとはらはらしたが今回は明かりは付かなかった。ケツが落ちなもんで。お客さんは結構残ってくれて質問もたくさん出て良かった。内容に付いては初日の所にまとめて書いたけど、印象として僕らが思うよりずっと「日本的」なイメージを感じているか少なくとも求めているのかなあ、という質問が多かった。さっきの記者の人はこの質疑応答で補足の質問をして、これで取材は終わりとの事。するとまた別の雑誌のインタビューが来てるというので今度は男女2人組の記者に会う。「TEMPO」という「アメリカで言うと『TIME』みたいな」雑誌って事なんだが日本で言うとなんだ。アエラ?週刊文春?SPA!って事はないだろうと思っているが結論が出ないままさっきと同じテーブルで取材を受ける。内容はあんまり変わらないけど、最後に「自分がゲイだと自覚したのはいつですか」などという質問が自分にも回って来てうへやべえ、と思いつつ大汗かいて説明する。でかい雑誌だからなのか「日本の同性愛者と法制度」などという話題にもなってしまい、ほとんど知識がない上にともすれば「日本の同性愛者一般代表」として話してしまいそうになりそれは避けねばならん、とこれまた大汗。終わってから逆に「映画どうだったか」と質問すると、「セックスのシーンは(見慣れていないせいもあって)刺激が強かったけど、話は面白くて楽しめた」という返事が返って来た。この2人、どっちかはカメラマンだろうと思い込んでいたのだが、カメラマンは後で寄越して撮影する、と言ってた。イマイズミコーイチは普段の一週間分くらい喋ったので疲れたと言っていた。ごくろうさま。

 もうスタッフ以外は誰も居なくなった会場は、明かりも絞られて暗くなっている。待っていてくれたジョン達と、通訳の子の運転する車で夕飯を食いに行く。これは彼女の自家用車なのだが、彼女は煙草を吸わないらしく車内が臭くなくて、今回初めて車で酔わなかった。着いたのは半屋外みたいなレストラン。長いテーブルにスタッフが10人以上座っており、もう飯を食っている。入り口近くの空いた席に座って、野菜のナシゴレンを頼む。なんか肉が食いたくなって鶏肉の唐揚げみたいなものも注文。僕の席の前にはフェーが座っていてテーブルには雑誌が置いてあり、彼がページを開いて「マンガ」と言う。そこにはマンガじゃなくて挿し絵イラストがあって、多分小説かなんかなのだけど女の子が描いてある。まあ日本の同人誌の平均的な画力の絵と言う感じで、正直ちっとも上手くない。他のページにも同じ人の絵と思われるのがあったけど、どれも同じ感じだ。インドネシアでは翻訳された日本のマンガはいっぱい出版されているけど、インドネシア人作家のモノは少ないとの事。この雑誌はティーン向けらしいのだけど、中に「COVER BOY 100」とかいう特集があり、購読層くらいの年頃の男の子の顔写真が数ページにわたって掲載されていた。読者投票とかで表紙に出る素人モデルを選ぶのらしい。フェーが「この中に彼が載ってる」と指差す先を見ると、成程スタッフの中に確かに写真の子がいる。「ここに載ってる男の子はみんなオカマだ」と無茶苦茶な事を言うので一応おつきあいで「マジで?」と聞き返すと「嘘だ」とさ。でもこいつらのツラ、もとい顔のお写真を見てると半分くらいはそう、と言われても信じるかも知れない。しかしインドネシア人って言っても色んな顔があるのだねえ、と興味深い。この雑誌は男女両方向けなので交代で女の子コンテストもやるのだそうだ。料理がだんだんに運ばれて来たので食べていると僕の斜め向いの席に座っていた若い男の子が急に立ち上がり、コップを片手にそれを叩いてなんか物真似らしい事をしている。スタッフ、大笑いして受けてる。たのしそうだなあ、とお茶挽いてる気分になっているとフェーがニヤついて僕に、「彼は期間中ずっと君の事で冗談言ってた。バッドボーイだ」などという。なんだとオレをバカにする気か、って僕は初めて見る顔なんすけど。言われた彼も「バッドボーイじゃない、バッドガールだよ」などとくだらない事を言うばかりで何を笑われていたのか判らず。鼻毛でも出てたかな。ついに笑われるキャラクターになっていたとは、赤道越えないと判らない事もあるもんだ。 ちくしょう負けるもんか。僕の野菜ナシゴレンはなんでか魚介類が入っており、これホントに頼んだものかな?と通訳の子に聞くと「野菜メニューで魚介が入るのは普通」と言ってたので食う。貝は割と苦手なのだけど、見た目を我慢すればけっこうおいしく食える。食べ終わる頃には店は片付けを始めていて、最後の客だったようだ。「NAUGHTY BOYS」のジャカルタ上映は今日でおしまい。明日は何もないので一日空く。どこに行きたい?とまた聞かれる。僕らはヒマだけど映画祭はまだ続いているからスタッフは忙しいだろうし、一日付き合わせるのは悪いのでホテルの近くの博物館に自力で行く事にして、ジョンとホテルで4時に待ち合わせる事にする。ここまで乗せてくれた通訳の子にホテルまで送ってもらった。おやすみなさい。

        
美術展で一番インパクトのあった作品。              水。200mlでだいたい8円くらい。