いつもはイワサヒロキが書いている「上映報告之記(ワールドワイドどさ廻りの記)」ですが、
今回の香港巡業は岩佐氏欠席のため、私イマイズミコーイチが書きます。


2010.0618 金

一日目:香港到着

さて今回は、第1回目となる我がディストリビューター・ジョナサン主催による「InDBear International Film Festival」での、今泉浩一全監督特集上映(Focus On Director: Imaizumi Koichi – The Night Is Young)のための訪港でしたが、同時期に香港公演をした藤本隆行さん演出、白井剛さん、川口隆夫さん出演のパフォーマンス「true」香港公演鑑賞ツアーも兼ねての旅でした。久しぶりのひとり旅。といっても香港。さくさく出国、入国し、とりあえず空港からジョナサンに電話をするも留守電。時刻は23時。とりあえず「ホテルに着いたらまた電話するね」とだけメッセージを残し、地下鉄を乗り継いで尖沙咀駅まで。「true」チームが宿泊しているホテルに向かう。きょうから3泊は川口隆夫の部屋(ツイン)に同居させていただくことになっています。いつにない大荷物(舞台挨拶用衣装一式)をひきずって蒸し暑い香港の夜の街中を歩く。時刻は24時を回ったところ。尖沙咀は何回も来ている街だけど、実はあまりなじみのない街。途中コンビニでビールと水を買い、初めて行くラマダホテルに着きチェックイン。するとフロントの姉ちゃんから「ホンさんがロビーでお待ちです」と言われ、振り返るとジョナサンがロビーのソファーにちょこんと座り満面の笑みで手を振っている。あらあら。なんだ、このがっかり感は。映画祭のパンフレットを受け取り、田口さんより預かってきたお土産を渡し、「ちょっと荷物置いてくるからここで待ってて」とひとまず部屋に行くと、初日を終えた川口隆夫在室中。無事幕は開いたようだ。部屋から藤本さんに到着のご挨拶と、仕事で偶然にも香港にいらしている溝口さんに電話を入れる。「これから友人に会いに行く(今夜は外泊かも)」と言う川口隆夫と部屋を出て、ぼくはジョナサンとふたり、当然のように甘味屋へ。夜中に男ふたりで山盛りアイスをもりもり喰いながらミーティング。「ま、きょうは疲れているでしょうから早めに」とか言いつつも機関銃のように喋りまくるジョナサン。慣れてきたのかだいぶ聞き取れるようになってきた分、疲れも倍増。部屋に帰ってひとりでビールを飲み就寝。午前3時。


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